京大法学部卒で法曹志望から一転、女優の道へ 大学院進学を蹴った理由「親は泣いていました」
10/31(火) 16:20 ENCOUNT
https://news.yahoo.co.jp/articles/5eae0f93f9f6ba8b109136e6eaef335f020b2fce
自身のこれまでを振り返った呉城久美【写真:矢口亨】
クイズ番組でも活躍「武器にしたいと思います」
『さよなら ほやマン』(11月3日公開、庄司輝秋監督)で、映画初ヒロインを務めた俳優の呉城久美は、京都大法学部出身という異色の経歴の持ち主だ。呉城が、演技に目覚めた大学時代を振り返った。(取材・文=平辻哲也)
NHK連続テレビ小説『まんぷく』ではヒロイン(安藤サクラ)の親友ハナ役を演じ、一躍注目を集めた呉城。『さよなら ほやマン』では、過去を引きずり、一歩踏み出せない兄弟(アフロ&黒崎煌代)の背中を押すことになる漫画家・美晴を演じた。劇中では、とことん強気のヒロインを演じ切ったが、かつての自身は恥ずかしがり屋だった。
「小さい頃から演技に興味を持っていました。鏡の前で演技をして遊んだり、舞台を見たりしていました。高校時代から、そういう思いはあったんだと思います。でも自分が演技をやる勇気がなくて、大学演劇にも参加することなく、なんとなく過ごしていたんです」
10代の頃は学業に力を入れた。大阪・高石市の中高一貫校、清風南海中学校・高等学校から京都大学法学部に進学。法曹界を目指した。しかし、大学の授業にあまり行かなかったのだという。
「面倒くさいと思って、徒歩3分くらいの家を借りていたんです。で、その裏にあるハンバーグ屋さんでアルバイトする。生活圏を小さくしたら、ますます行かなくなって、単位取得も危なくなってくる。大学時代は何して過ごしていたんだろう。国際法学研究会というサークルには入っていました。模擬裁判は面白かったです。公式で論戦を戦わせるので、標準語でやるんですけど、私はそのときから恥ずかしくて、関西弁を使って、怒られたくらいでした」
この模擬裁判も演技への興味への一端になった。京大法学部は卒業単位の取得は難しく、半数近くが留年する厳しさ。呉城は大阪市立大大学院への進学も決まっていたため、あらゆる手をつくして単位を取得した。
「最後の単位が本当に危なかったんです。結果を母と見に行ったんですけども、母には『ダメだったら、ゴメン』と言っていたくらい。結局、大学院にも行かなかったので、親は泣いていましたね」
演技の道に進んだのは、NPO法人「劇研アクターズラボ」が主宰するワークショップ参加がきっかけ。
「ここは小学校の先生やサラリーマンが集まって、ワークショップをやりながら、1年に1本の作品を作るみたい感じでした。演劇を始めてから、私には法律の道に進む覚悟や志が足りないと感じましたし、演技をやらずにこのまま人生を終えることを考えたら、もったいない。やりたいことをやってから、死にたいと思ったんです」
覚悟を決めたら、突き進むだけだった。2011年から京都で活動する劇団「悪い芝居」で活躍し、頭角を現す。16年に活動拠点を東京に移し、芸能事務所に所属し、舞台だけではなく、映像作品にも出演。16年、NHK連続テレビ小説『ぺっぴんさん』で朝ドラ初出演。17年にも『ひよっこ』、18年の『まんぷく』では安藤サクラ演じる主人公の親友役を演じた。
「東京に行った当初は不安でした。最初の朝ドラのときはおびえていたのですが、『まんぷく』を1年やったことで自信がついてきました。クランクアップのときのあいさつは普段なら、サクッと終われるタイプなんですが、サクラさんもウルウルされているのを見て、号泣してしまいました。今でも隣で撮影していると声をかけてくださる、ありがたい先輩です」
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
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自身のこれまでを振り返った呉城久美【写真:矢口亨】
クイズ番組でも活躍「武器にしたいと思います」
『さよなら ほやマン』(11月3日公開、庄司輝秋監督)で、映画初ヒロインを務めた俳優の呉城久美は、京都大法学部出身という異色の経歴の持ち主だ。呉城が、演技に目覚めた大学時代を振り返った。(取材・文=平辻哲也)
NHK連続テレビ小説『まんぷく』ではヒロイン(安藤サクラ)の親友ハナ役を演じ、一躍注目を集めた呉城。『さよなら ほやマン』では、過去を引きずり、一歩踏み出せない兄弟(アフロ&黒崎煌代)の背中を押すことになる漫画家・美晴を演じた。劇中では、とことん強気のヒロインを演じ切ったが、かつての自身は恥ずかしがり屋だった。
「小さい頃から演技に興味を持っていました。鏡の前で演技をして遊んだり、舞台を見たりしていました。高校時代から、そういう思いはあったんだと思います。でも自分が演技をやる勇気がなくて、大学演劇にも参加することなく、なんとなく過ごしていたんです」
10代の頃は学業に力を入れた。大阪・高石市の中高一貫校、清風南海中学校・高等学校から京都大学法学部に進学。法曹界を目指した。しかし、大学の授業にあまり行かなかったのだという。
「面倒くさいと思って、徒歩3分くらいの家を借りていたんです。で、その裏にあるハンバーグ屋さんでアルバイトする。生活圏を小さくしたら、ますます行かなくなって、単位取得も危なくなってくる。大学時代は何して過ごしていたんだろう。国際法学研究会というサークルには入っていました。模擬裁判は面白かったです。公式で論戦を戦わせるので、標準語でやるんですけど、私はそのときから恥ずかしくて、関西弁を使って、怒られたくらいでした」
この模擬裁判も演技への興味への一端になった。京大法学部は卒業単位の取得は難しく、半数近くが留年する厳しさ。呉城は大阪市立大大学院への進学も決まっていたため、あらゆる手をつくして単位を取得した。
「最後の単位が本当に危なかったんです。結果を母と見に行ったんですけども、母には『ダメだったら、ゴメン』と言っていたくらい。結局、大学院にも行かなかったので、親は泣いていましたね」
演技の道に進んだのは、NPO法人「劇研アクターズラボ」が主宰するワークショップ参加がきっかけ。
「ここは小学校の先生やサラリーマンが集まって、ワークショップをやりながら、1年に1本の作品を作るみたい感じでした。演劇を始めてから、私には法律の道に進む覚悟や志が足りないと感じましたし、演技をやらずにこのまま人生を終えることを考えたら、もったいない。やりたいことをやってから、死にたいと思ったんです」
覚悟を決めたら、突き進むだけだった。2011年から京都で活動する劇団「悪い芝居」で活躍し、頭角を現す。16年に活動拠点を東京に移し、芸能事務所に所属し、舞台だけではなく、映像作品にも出演。16年、NHK連続テレビ小説『ぺっぴんさん』で朝ドラ初出演。17年にも『ひよっこ』、18年の『まんぷく』では安藤サクラ演じる主人公の親友役を演じた。
「東京に行った当初は不安でした。最初の朝ドラのときはおびえていたのですが、『まんぷく』を1年やったことで自信がついてきました。クランクアップのときのあいさつは普段なら、サクッと終われるタイプなんですが、サクラさんもウルウルされているのを見て、号泣してしまいました。今でも隣で撮影していると声をかけてくださる、ありがたい先輩です」
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
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